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受験体験記(第一種衛生管理者)

先日、第一種衛生管理者試験を受験して合格することができました。

これから受験される方の参考になることを願い、体験記を作成しました。

第一種衛生管理者とは

衛生管理者は、常時50人以上の労働者を使用する事業場に必要となる安全衛生の管理者です。そのうち第一種は、すべての業種において衛生管理者となることができるとされています。労働安全衛生法において必置とされている資格で、さまざまな業種の方が取得をめざされています。

www.exam.or.jp

受験のきっかけ

知り合いから「取っておいて損はない」と言われたのがきっかけでした。私は情報系の人間なのでもともと興味がある分野ではなかったのですが、内容を見ると職場環境の改善に関わる部分など多く含まれるものでありました。年齢が上がるにつれてマネジメント業務が多くなっていますので、どこかで役に立ちそう、確かに取っておいて損はないかな…と思ったのがキッカケです。

勉強方法

人気のある資格なので情報はWebで色々調べられると考え、私はテキストを買わずに勉強を進めることにしました。しかしながら、各単元についてWebで詳しく調べていくにしても、何を調べればいいかわからない状態だったので、Webの過去問を繰り返し行うことで知識を身につけていく作戦を取りました。使用したのはこちらの過去問サイトです。

kakomonn.com

ここから直近10年程度の問題を繰り返し実施しました。間違えた問題からキーワードをメモする、覚える、もう一度とく、のサイクルを繰り返しながら、完全に暗記することをめざしました。

改めて思うと、これは試験対策としては良いかもしれませんが、真の衛生管理者としては良くないと思っています…

どこまでやったのか

過去問サイトで95%以上の正答率になるまで繰り返しました。それでも数問、間違える問題がありましたが、それらは最終的に、問題と回答を丸暗記することにしました。結果的に勉強期間は2ヶ月弱だったと思います。毎日1時間〜2時間ほど勉強したので、合計の勉強時間としては80時間〜100時間ほどだと思います。

受験当日

問題文も回答選択肢も見たことあるしほぼ同じだなと思うのがだいたい6割ほど、問題文だけは見たことあるなと思うのが2〜3割ほど、全然見たことないなと思うのが1〜2割ほどだったと思います。ただ、見たことある問題でも回答の選択肢がわずかに異なっていたり、問題文にアレンジが加えられているなど、若干の変化がありました。それでも過去問で90%以上取れていれば十分に対応できると思います。

試験開始から1時間ほどでマークは完了しました。他の受験者も同じような感じで、早々に途中退室をしている人が半数ほどいらっしゃいました。

合格発表から免許申請

1週間ほどでWebに合格発表が掲示され、その後1週間くらいで合格通知のハガキが届きます。そこから免許申請をすぐに実施して、約1.5ヶ月ほどで免許が届きました。

Web合格発表で合格者の割合を推察すると、合格率は50%程度あると思います。私のように専門知識がなくても、過去問をベースにキーワードを暗記しながら、90%以上の正答率となるまで繰り返していけば、合格点の60点は達成できると思います。

第一種衛生管理者に合格してからの変化

特に何もありません。ただ、職場の作業安全や働く環境に対して、専門家という目線で見ることができるようになったと思っています。とはいえ、衛生管理はそんなに甘いものじゃないと思っています。本当に必要とされる時には改めて勉強し、免許の名に恥じないようにしなければと心に誓っています。